100本ノック
わが家にはスパルタな鬼教官がいる。
なんせ、100本ノックするのだから。
そう、わが家の3歳児が。
誤解してはいけない。
3歳児『に』ではなく3歳児『が』。
彼の特訓は急に始まる。
そうぼー「ママー!この電車は?」
母「○○(電車名)だよ」
×100。いや、×200の日もあるかも。
最近、彼が手に入れた電車のポケット図鑑とやらがなかなか有能で
コンパクトかつ表紙に漢字が一文字もないという可愛らしい見た目とは裏腹に
中身は結構真面目でボリューミーという代物。
まだ字が読めないそうぼーが電車のことを知るには読んであげる必要がある。
母は舐めていた。
『ある程度、電車の名前が頭に入ったら聞かれなくなるでしょ。』
他の本の時がそうだったから。
が、しかし!甘かった!彼も成長していた。
ある程度、電車の名前が分かるようになると今度は
そうぼー「この電車はどこ走ってるの?」
母『そうきたか…!』
何を隠そう、母は(実は父も)社会科がからきしダメ。
電車の名前には地名や、その土地を想像させるワードが入っているものも多い
のだけれど、いかんせん分からないから毎回説明文を読むことになる。
ということで、今日も3歳児に100本ノックされる母。ちと、しんどい。